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川西陽三D.C.による
リエンダーテクニック 9
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川西先生は1989年パーマー・カイロプラクティック大学を卒業後、Dr.ペティボンの下で1年間インターンとして勤務しながら、ペティボンバイオメカニクス・テクニックを修得。日本で開業と同時にリエンダーテーブルを導入、同テーブルによる治療の第一人者です。現在、心斎橋カイロプラクティックセンター(大阪市中央区)院長として活躍されています。
そこで先生にリエンダーテーブルを用いた治療法を紹介していただくことにしました。
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リエンダーテーブルの腹部スイング機能を利用した
上部胸椎、胸腰部 P→Aアジャストメント
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リエンダーテーブルの機能として最も特徴的なもののひとつが、腹部セク
ションのスイング機構です。これは、腰椎の生理的前弯に適合した機能で
す。腰椎のアジャストメント後に、前号(テクニック8-側方屈曲機能を用い
た上部腰椎アジャストメント腰椎部スイング機構+側方屈曲機構+ドロッ
プ機構)の電動トラクションを用いれば、頑固な腰椎前弯消失も次第に改
善されます。特に上部腰椎は、急性の腰痛を起こすことは稀ですが、関節
可動域の減少とその周辺の筋硬直による慢性的、持続的鈍痛、鈍重感に
加え、下部腰椎への過剰負荷をもたらし、急性腰痛の間接的原因になりま
す。そのような意味で、急性腰痛のケースで痛みが取れたと安心して、
上部腰椎の機能的解剖学的改善を怠ると再発を免れないという重要なこ
とです。
また、上部腰椎の前面には大腰筋の起始があり、そのコンディションに大
きく影響するということもイメージして治療に取り組みましょう。
通常(分離症、辷り症等の病理的問題が無い)の場合を以下に説明します。
PP:腹臥位
上前腸骨棘が骨盤セクションの上縁にくるようにします。
DS:患者の側方シザーススタンス
CP:両拇指球、または両豆状骨
SCP:胸椎:両側横突起、腰椎:両乳頭突起
LOC:P→A、I→S、L→M、トルク
(リスティングにより、時計回り、または反時計回り)
手順:両拇指球コンタクト(写真1)や両豆状骨コンタクト(写真2)の
各アジャストメント手順に沿って行います。
腹部セクションをスイングさせた状態(写真3)で行うと、
より容易に、そして正しくアジャストが行えます。
その際にスイングした分だけテンションを取るのが深くなること、
そしてアジャストメントが深くなりすぎない用に、注意しながらも
しっかりスラストを行います。
極度に筋の硬縮が認められる場合は、先にトラクションを行って
から、アジャストメントを行うと奏功します。
注意として、極端にI→Sのテンションをとりすぎると、周囲の筋緊
張を招きますので、患者さんの状態を観察しながら丁寧に行いま
す。
腹臥位での側屈モーションパルペーションにより決定された側方
変位や、フィクセーションを元に、軽度の側屈を加えて、より正確な
方向へアジャストメントを行えば術者も患者も大変楽です。
胸腰部、下部胸椎については、患者の位置を変えます。
PP:腹臥位
頚胸部が腹部セクション上端に来るよう、頚部セクションは若干
上方が上がるようにセットします。
特に乳房の大きい患者さんには、より角度をきつく頚部
セクションを伸展位にします。
後は、上部腰椎と同様の手順で行います。
些細なことかと思われるかもしれませんが、部位により患者さんの位置、
ベッドの配置を変えるということは、より良いアジャストメント、患者さんの
心地よさを優先する為には怠ってはいけません。
略 語
PP:患者姿位
DS:術者位置
CP:術者接触手位置
SCP:椎骨上の接触点
LOC:アジャストの方向
P→A:後方から前方
I→S:下方から上方
L→M:外方から内方
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※これまでに掲載したテーマ
(1)リエンダーテーブルを用いた大腰筋ストレッチ
(2)同テーブルを用いた側臥位伸延法
(3)同テーブルを用いた側臥位腰椎モーションパルペーション
(4)神経根症状に対するリ同テーブルの活用法
(5)同テーブルによる上部胸椎ディストラクション
(6)同テーブルを用いた胸腰移行部へのアプローチ
(7)同テーブルを用いた側臥位腰部分節単位延伸法
(8)同テーブルの側方屈曲機能を用いた上部腰椎アジャストメント
腰椎部スイング機構+側方屈曲機構+ドロップ機構
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